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- 2022-04-28
【4月】グループディスカッション(アクティブラーニング)実施報告
こんにちは!Swimmy運営事務局です。
新型コロナウィルスの影響により中止しておりました、Swimmyでの「アクティブラーニング」を4月より再開いたします!
今年度からは「アクティブラーニング」を小学校4年生以上を対象として、3ヶ月に1度(4月、7月、10月、1月)の周期で実施いたします。
本記事では、4月の月末に行ったアクティブラーニングの取り組みをご紹介したいと思います!
Swimmyでプログラミングを学習する小学生・中学生の生徒さんにプログラミングで出来る事は何だろう?と聞いてみると、ロボットを作れたり、ゲームを作ることが出来るということはほとんどの子が知っているのですが、それ以外の分野での可能性、拡張性を秘めたものであることを知らないことに気づきました。
そこで、Swimmyでは世界中で使われているIT技術の紹介を通して子供達が学んでいるプログラミングがどんな応用性を持っているものなのか、どんなところで使われているのかを知ってもらい、将来こんなことをプログラミングで解決したいと思うきっかけを作っていきたいと考えています。
過去には「SDGs」と呼ばれる、世界的に人類が取り組まないとならない諸問題とITを絡めた「アクティブラーニング」を実施しております。今を生きる子どもたちに考えてもらっている事柄がどういったものなのか、是非、そちらの記事もご覧いただければと思います。
この記事の目次
2022年4月度のテーマ 「xR(クロスリアリティ)について学ぼう!」
ここで突然ですが「xR」をご存知でしょうか?
子どもたちにも同様の問いかけをしました。
知っている子や聞いたことがあるという子も何人かいましたが、どういったものかわからないという子がほとんどでした。
実は、最近ではよく使われている技術で、実際に使用したことがある方もいらっしゃるかと思います。
Swimmyではいくつかの例を参考にして、「xR」の技術について理解してもらいました。
実際に使用したワークシートをご紹介!
上の写真にあるように、専用のゴーグルをつけてることで仮想空間に入りこんだような感覚になったり、スマートフォンやタブレットを用いて現実世界とリンクしたゲームをプレイしたり、ニュースなどでご覧になったことはありますか?
これらのアクティビティに使われているのが「xR」の技術なのです。
それではここで、ワークシートにある「今月のクイズ①」に挑戦してみてください。
子どもたちのほとんどがこのクイズにバッチリ答えられていました。
解答は次の項目に記載しております。
「xR」の技術が使われている例を確認 「VR」について
「VR」は「Virtual Reality」の呼び名のことで、「仮想現実」と呼ばれています。この技術は「3D映像などと音を組み合わせることで仮想空間を作り上げ、まるで現実の世界にいるかのような体験ができる技術」です。
「VR」の技術を巧みに活用したアトラクションが「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」にあります。
こちらは「xRライド」といって、VRとジェットコースターを組み合わせており、実際に自分が作品の世界に入り込んだような体験をすることができます。
実際に体験している様子を動画にて見てもらい、どうやって活用しているのかを確認してもらいました。
「xR」の技術が使われている例を確認 「AR」について
続いては「AR」の技術についての紹介をしました。
「AR」は「Augmented Reality」の呼び名で、「拡張現実」と呼ばれています。「AR」は「現実世界にデジタル情報を重ね合わせて表現をする技術」です。「VR」と似ているように感じるかもしれませんが、「AR」はスマホやタブレットなどを通すことで普段生活している場所にあたかもキャラクターがいるかのような体験をすることができます。
ここ最近では、自分の顔をスマホで認識して猫の耳が生えたり、顔そのものを変形させたりすることもできます。
中にはキッズケータイにあるカメラでもこういった加工ができるようで、すでにこの技術を知っていて、どういった変化が起きるのか紹介してくれた子もいました。
ここでのアクティビティとしてiPadのアプリを使って、タブレット越しにはなりますが、部屋の中に猫や犬などの動物がいるような体験をしてもらいました。自分が食べられているような写真を撮ったり、手のひらに猫を乗せている写真を撮っていたりして、子どもたちは「AR」の技術を見事に応用していました。こういった体験を通して「VR」との違いも確認してもらいました。
「xR」の技術が使われている例を確認 「MR」について
「xR」の技術としてよく挙げられている技術として最後に「MR」を紹介しました。
「MR」はMixed Realityの略称で「混合現実」と呼ばれるものになります。
「AR」技術では現実世界に情報を表示することはできますが、画面を通さないとそれらに触れることはできませんでした。
しかし、「MR」の技術ではレンズを通して表示されているデジタル情報を操作したり、情報の置き換えをすることができます。
「AR」の技術をさらに発展させたもので、バーチャルな世界をよりリアルに感じることができます。
子どもたちには『MREAL』というキヤノン株式会社が開発した「MR」の技術を使用した機械についての動画を見てもらいました。
動画では仮想世界にある車に触れたり、製造現場に応用している事例を確認しました。
この技術を応用することで、医療現場では手術のシミュレーションをしたり、生産業ではレンズ越しに車体部品を組み立てて、指示を受けながらの作業をすることができます。
この動画を見ていた子どもたちからは「建設現場とか手術での事故が減らせそう」「あとは触れている感覚もあればよりリアルになるね」といった声が上がりました。
肯定的な意見だったり、改善点を挙げたりと積極的に参加している様子が印象的でした。
最後に
「xR」の技術は今後より発展していくことは間違いありません。アニメや映画の中だけの話とされていたものが着々と現実になっているように感じています。
こういった技術の進歩により生活がより快適になっていくと考えられますが、必ずしも完璧ということはなくマイナスの面も存在します。
長時間の使用は人によっては体調不良を起こす恐れがある上に、使用方法を守らずに誤った使用により悲惨な事故が起きた事例もあります。
自分達が学んでいるプログラミングを利用することで、様々な可能性があることを体感してもらいながら、注意されていることは必ず守って使用しないといけないということを子どもたちに伝えました。
そして「xRの進化で世界はどのように変わっていくだろう。みんなで予想してみよう。」という質問を子どもたちにしたところ以下のような興味深い意見が得られました。
・バッテリーが小さくなって、みんながバッテリーをつけたまま生活するようになる
・戦争などの辛い経験も含めて、今まで経験できなかったことを体験できるようになる
・目が不自由な方でも使えるVR機器を開発して、現実を見られるようになる
・動物などの生き物の飼育もできるようになる
肯定的な意見が多い一方で、以下のように今後の課題とも言える意見を述べた子もいました。
・周りを見ていない人が増えて事故が増える。1日に使う時間を制限するべき
・技術は進化しても、デジタル化するより前の方が生きやすかったということで元に戻っていくのではないか
こういった子どもたちの柔軟な考え方と着眼点の素晴らしさに毎回驚かされます。
どんなことでも必ず危険性はあることを理解してもらいながら、正しく使用して今後の技術の発展に活かせるように、多くのことを子どもたちには体験・学習してもらいたいと思っています。
Swimmyでは、子供達にただプログラミングを漠然と学ばせるのではなく、このような取り組みを通じて、プログラミングの可能性、楽しさを積極的に伝える機会をご用意しています!
ゲームが好きというだけで始めた子が、将来はプログラミングでこんなことをしたい!と伝えてくれるようになったりすることも多くあります。
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