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- 2023-02-15
【1月】グループディスカッション(アクティブラーニング)実施報告
こんにちは!Swimmy運営事務局です。
今回は3ヶ月に一度の開催しているSwimmy「アクティブラーニング」の実施報告をさせていただきます。
本記事では、2023年1月の月末に行ったアクティブラーニングの取り組みをご紹介したいと思います!
Swimmyでプログラミングを学習する小学生・中学生の生徒さんにプログラミングで出来る事は何だろう?と聞いてみると、ロボットを作れたり、ゲームを作ることが出来るということはほとんどの子が知っているのですが、それ以外の分野での可能性、拡張性を秘めたものであることを知らないことに気づきました。
そこで、Swimmyでは世界中で使われているIT技術の紹介を通して子供達が学んでいるプログラミングがどんな応用性を持っているものなのか、どんなところで使われているのかを知ってもらい、将来こんなことをプログラミングで解決したいと思うきっかけを作っていきたいと考えています。
過去には「SDGs」と呼ばれる、世界的に人類が取り組まないとならない諸問題とITを絡めた「アクティブラーニング」を実施しております。
10月度は「スマートホーム」について、昨今の技術に触れてもらいながら知識を深めてもらいました。
今を生きる子どもたちに考えてもらっている事柄がどういったものなのか、是非、そちらの記事もご覧いただければと思います。
この記事の目次
2023年1月度のテーマ 「フードテックについて学ぼう!」
衣・住に続けて、食は生活する上では欠かせないものだと思います。
昨今では、食糧危機に向けた取り組みや、フードロス削減への取り組みとして、食にもIT技術が活用されています。
今回のアクティブラーニングでは、そんな食におけるIT技術の応用について、体験や動画を通して生徒の皆さんに理解を深めてもらいました。
実際に使用したワークシートをご紹介!
最新のテクノロジーを駆使することで、全く新しい形の食品を発明したり、食品の生産や調理方法の開発など、食に関する問題を解決することを意味します。
普段から何気なく食べている食材にも、フードテックの技術が活用されているかもしれません。
ここで、生徒の皆さんにクイズに挑戦してもらいました。
答えは次の項目に記載されていますので、記事をご覧の皆さんもぜひどんな技術が実現されているのか
上記ワークシートに記載されているクイズにチャレンジしてみてください。
生徒さんの中には、実現されていそうな的確なラインを狙ってクイズに答えている人もいました。
さて、最近開発されたロボットで稼働可能な範囲はどこまでなのでしょうか?
ITを活用した食:料理ロボット
最近では料理全般に加え、キッチンの片付けまでこなしてくれるロボットが開発されました。
料理ロボットとはいうものの、それ以上の範囲における仕事をこなせるようになっているのです。
人のやることは、ただ食べたい料理を選択するだけです。
さらに、ロボットはレストランの味を再現することもできるため、家にいながらも有名レストランの料理を味わうことができます。
今回「食とITの組み合わせ」の事例として、VR試食体験をしてもらいました。
お店に行かなくても「お店の雰囲気はどういったものなのか」「どんな料理なのか」を確認することができます。
この技術と料理ロボットを組み合わせることで、家にいながらも全国各地のレストランに行って、料理を食べる体験をすることが可能になるかもしれません。
食の課題:フードロス問題
食の分野においても、IT技術の取り組みは進歩を続けています。
こういった食とIT技術の組み合わせにおいて、解決しなくてはならない大きな課題がフードロス問題です。
フードロスは世界的な問題となっています。
日本でも年間約13億トンもの食べ物が捨てられており、世界でもトップクラスの廃棄物発生量となっています。
食品を廃棄する際には温室効果ガスが発生するため、地球温暖化の原因となります。
フードロスは、将来的にも解決しなくてはならない問題です。
今回、そんなフードロス削減のための取り組みとして、日本電気株式会社(NEC)が提供している「オーダーWARS」という生産数予測ゲームを紹介しました。
天気、最高気温、来店客数平均などのヒントを頼りに、その日の生産数を考えます。
NEC独自のAI技術では、そういったデータを頼りに的確な生産数を数秒で導き出します。
これによって、ただ生産するというわけではなく、無駄の少ない生産を可能にしています。
記事をご覧の皆さんもAIに勝てるか、ぜひチャレンジしてみてください。
アクティブラーニングのまとめ
生活において欠かせない、食に関するテクノロジー技術について
体験や動画視聴を通して知識を深めてもらいました。
今回ご紹介したこと以外にも、フードテックは成長を続けています。
例えば、新しい肉の在り方として、大豆ミートなどの「代替肉」をご存じの方は多いのではないでしょうか。
「代替肉」の発明は、温室効果ガスの削減につながったり、肉よりもヘルシーで健康管理に役立つとして近年注目を集めています。
この「代替肉」とは別に「培養肉」というのが誕生しました。
これは、牛などの動物から採取した細胞を、栄養成分の入った液体の中で培養して増やした肉です。
「培養肉」の研究は積極的に行われていましたが、日本で「培養肉」の試食が成功したのは昨年が初めてです。
こういった新規食品の開発による、食糧危機などの食糧問題解決にも世界各国で取り組んでいます。
ただ、フードテックはまだ大きく普及しているとは言えない状況です。
その一番の理由として挙げられるのが、開発におけるコストが高いという点があります。
今回紹介した料理ロボットの開発にも完成までに大量の資金が必要となります。
また、「培養肉」の開発に必要とする薬品も高価なものが多く、大量生産は困難となっています。
生徒さんには、こういったフードテックの現状についても紹介し、課題を見つめてもらいました。
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